バーナム効果は飽きたぜよ。

ソウルフードふみやんのブログ

2/26バンドマン限定ギグ(ふみやんの見解)

「バンドマン限定ギグ」開催発表がされました。

 

この字面物凄い違和感を感じられると思うのですが、そうです。

その字面通り一般のお客さん入場不可です。

何故こんなことをやろうと思ったのかと、

0から100まで綺麗綺麗に説明出来るほど考えて打ち出したイベントではありません。

 

あるライブの打ち上げ中にメンバー他多数と話していた時に出て来た案でした(猛酒)

やぱね、根本に在るのは「おもろいことしたい」って衝動。男の子だもん。

そして僕がソウルフードというバンドをやっている中で、

大事大事にしていたいのが「ソウルフードだから出来ること」です。

ソウルフードに〝しか〟出来ないことってのはきっと無い。僕はそう思ってます。

 

ご存知かしら、

僕には嫁と子供が居て、決して消えることのない不義理を同化させたまま、

LIVE SQUARE 2nd LINEって大阪福島のライブハウスで働いています。

藤村には嫁さんが居て、守り抜きたい自店のスタッフが居て、

KINGSXとKINGSX BASEって兵庫神戸のライブハウスで働いています。

安井には愛しては時に叱ってくれる先輩が居て、心底愛せる後輩が居て、

Fireloopって大阪天王寺のライブハウスで働いています。

田中には誰にも譲るわけにはいかないギャグが1兆個あって、

Zeelaって大阪梅田のライブハウスで働いています。

 

そうなの。ソウルフードってバンドは、

ライブの日はもちろんライブハウスに居るんやけど、

ライブじゃ無い日もずっとずっとライブハウスに居るんです。

軽く見積もっても、1年間の内で350日はライブハウスに居ます。まじまじ。

 

僕はもう音楽のことってより、ライブハウスのことしか考えられなくなって来ました。

10代でバンドと出会って、20代でバンドに夢中になり、もう30代です。

先輩に叱られっぱなしだった僕にも、

慕ってくれる後輩や夢を語れる同世代が沢山そりゃもう沢山出来ました。

誰かのおかげでここまで。みたいな美学を語りたいわけではなく、

自分で選んだもの選ばなかったものの末路で

広げた手の中に宝物がこれだけ在るって話です。

もちろん感謝を忘れず、守り抜く。

 

自分が歳をとったからか

「バンドで売れたい、バンドで飯が食いたい」

そんな想いを馳せまくっている自分より年下の子達と

朝までお酒を飲む機会が増えて来ました。

 

夢に想いを馳せる人の目はキラキラしてて、

逸らすには勿体無いそんな日々の中を過ごせています。

7:38:55の中で、どれだけ僕は目の前の人に物事を伝えることが出来るか。

100以上を生み出さなければ何にもならない、

向き合うことが出来なければもう僕と一緒にいることは

その人にとって必要ではなくなる。

強迫観念などではなく、本当にそう想って人に接することを心がけている。

それと同時に言葉だけじゃ伝わりきらない時があるのも分かってる。

 

最近、衝撃的な言葉を喰らってしまった。

「メジャーデビューかぁー・・・

でも、もうメジャーもインディーも関係ないっすもんね」だ。

10代のその子に聞くと、初めてバンドを組んで活動して半年みたい。

演者さん、前例コピペして自分から個性潰しに行ってる場合じゃないぞ。

なんてことを言わせてしまっているんだ。

業界人さん、最近いいバンド居ないっすか?じゃねぇよ。

なんてことを言わせてしまっているんだ。

夢はどこにいったんだ?情熱はどこに置いて来た?

時代にフィットする夢はない、夢にはサブカルチャーなどない、

時代を選ばずに泳ぎ続けて来た言葉が夢だ。

 

ライブハウスのこと全員好きになってくれとは言わないけど、

ライブハウスのこと嫌いにならないで欲しい。

ライブハウスが大好きだからこそ。

ライブハウスに希望を持って、光を求めて足を運ぶみんなが心底大好きなんだ。

 

そのライブハウスに対して、僕はアプローチを掛けれる術が2つある。

それがバンドマンとしての前田典昭と、2nd LINEとしての前田典昭だ。

 

人生の中で、これからまだ何十年と続いて行くライブハウス業界に対して

注ぎたい情熱が山ほどある。

僕たちが何度も胸を躍らせ、現実と向き合ったライブハウスを盛り上げ続けていたい。

ライブハウスの虜になってしまった人間として挑戦し続けていたいのだ。

 

バンドマン、特に若手と言われるバンドマン、

ソウルフードってバンドを観に来てくれ。

チケット代は0円にしといたから、お財布事情・肩書きなんて通用しない。

言わずもがな、

ライブを観に行く時間なんて端から用意されていないから

自分で創ってくれその時間を。

僕がソウルフードの前田典昭として、生き様でステージからブン殴ってやる。

自制心を粉々にした後、抱きしめてやる。

君に背中で魅せたあの時から、

何周も回って君の最下層ちょい下くらいまで辿り着けている。

どれだけ下手こいたって、どうってことない。

もう無理だって言ったって、まだ選択肢は在る。

最低ラインはいつだって僕が守り続けてやる。

バンドは君の意志さえあれば、続けられる。

 

覚えてるか?久しぶりに会ったあの時のこと。あの時もライブハウスだった。

僕たちは約束なんてしてないのに、いつだってライブハウスが待ち合わせ場所だった。

誰かの解散、脱退ライブではない、ソウルフードというバンドの決意表明の日

また「同窓会みたいやな」って言葉交わしながらテキーラ飲もう。

酒飲めへんだら、炭酸水な。氷なしのやつ。

 

「バンドマンって何ですか?」「何を以ってバンドマンなんですか?」

と聞かれたことがありました。

バンドマンと呼ばれている君だったらなんて応えるよ?

僕がどんな風に応えたかは、2月26日(月)梅田Zeelaに来てくれたらきちんと伝える。

 

発言力がない無所属無名の僕らが出来ること、

それは発信すること、発信し続けること。

 

前田家の大黒柱 / LIVE SQUARE 2nd LINE / ソウルフード 前田典昭